
販売が終了した
サイバーガジェットの「セーブエディタ」。法律改正の影響とみてよさそうです。
不正競争防止法が改正
先月、
サイバーガジェットが販売していた「セーブエディタ」が販売終了していたことが話題となりましたが、その理由については明らかではありませんでした。しかし販売中止になった理由は、不正競争防止法が改正されたことによる影響とみてよさそうです。
サイバーガジェット「セーブエディター」販売を終了 | ばるろぐ!
サイバージガジェットのセーブエディターが販売終了しています。...
ACCSが去年12月に発表した活動報告によると、去年施行された不正競争防止法の改正により、不正競争防止法に定められている「技術的制限手段」が改正され、技術的制限手段の保護対象として、従来からあった映像やプログラムの改造のほかに「データ(電磁的記録に記録された情報)」が追加。
技術的制限手段の効果を妨げる行為を助長する不正競争行為の範囲を拡大し、効果を妨げる指令符号の譲渡、提供や、効果を妨げるサービスの提供等についても不正競争行為とするなど、コンテンツ保護がより強化されることとなりました。
不正競争防止法が改正されたことで、以下の行為が違法行為となりました。
・行為1:
ゲームソフトのセーブデータを改造するツールやプログラムの譲渡等
・行為2:ソフトウェアメーカーが許諾していないシリアルコード、プロダクトキーを単体で
インターネットオークション等に出品したり、インターネットに掲載すること
・行為3:セーブデータの改造代行、
ゲーム機器の改造代行を行うこと
不正競争防止法に違反した場合、民事措置としては差止請求、損害賠償請求、刑事罰では5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはこれの併科となっています。
サイバーガジェットは販売を中止した理由を明かしていないものの、不正競争防止法改正が影響しているのは明らかでしょう。
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