ゲーム業界団体ESA、WHOの「ゲーム依存症」精神疾患認定を非難

世界保健機関が「ゲーム依存症」を精神疾患に盛り込むことについて、
ゲーム業界団体ESAが非難声明を発表。

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●WHOの対応を非難

先日、世界保健機関(WHO)が、「ゲーム中毒」を
国際統計分類（ＩＣＤ）第11版の草案にて精神疾患として
指定するとのニュースがありました。

草案では「ゲームに熱中するあまり、生活上の利益、および日常の活動よりも
優先される程度に個人的、家庭的、社会的、教育、職業あるいは他の重要な
機能分野に重大な障害をもたらす」行動パターンの持続あるいは再発することを
「ゲーム障害」と定義していました。


これについて、任天堂やスクウェア・エニックス、バンダイナムコといった
大手ゲーム会社などで組織する業界団体ESAが声明を発表しています。

ESAは「熱狂的なスポーツファンや、あらゆる種類のエンターテイメントを楽しむ
消費者のように、ゲーマーは熱心に時間をかけて献身しています。」

「世界中で２０億人以上がゲームを楽しんでいますが、
WHOは常識と客観的研究に基づいてビデオゲームが中毒的なものでないと分かっています。
そこに公式的なレッテルを貼り付けるのは、本来治療が必要なはずの
うつ病や社会不安障害のような精神的健康問題を些細なことであるかのように
矮小化してしまいます」

と述べ、WHOに対し決定を見直すように求めています。


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